レーザー加工機の輸入販売などを手がけているコムネットを紹介しています。同社の特徴や取り扱っているレーザー加工機の特徴・使用などについてまとめました。
コムネットは、1991年にCADソフトウェアの開発を手掛ける会社として設立されました。現在では、レーザー加工機の輸入販売に加え、組み込み系および制御系ソフトウェアの開発を手がけています。 レーザー加工機の輸入については、海外の展示会やメーカーに直接出向くことによって関係を構築し、国内の企業にレーザー加工の可能性を提案しています。徐々に市場を拡大してきたという歴史があります。2025年4月調査時点で業務用CO2レーザーでは国内で45%のシェアを獲得しています。
参照元:コムネット公式サイト https://www.comnet-network.co.jp/company/reason/
海外メーカーとの関係を築くことによって、コムネットでは独自性の高い製品の取り扱いを可能にしています。アパレル業界に向けたデニム生地のダメージ加工ができるレーザー加工機や、3D彫刻ができるレーザー加工機などを取り扱い。さまざまなメディアからの取材も受けるなど、注目度の高い製品の提案が可能です。
レーザー加工機を選ぶ際にまず確認すべきは、加工対象物にレーザー加工機が適しているかどうか。
さらに、生産規模に適した機種を選び、コストと品質のバランスを最適化することが重要です。
本サイトでは「金属」「電子部品」「非金属」それぞれの加工におすすめのレーザー加工機を生産規模別でご紹介しています。
引用元:コムネット公式サイト「MERCURY」 https://www.comnet-network.co.jp/products/sei-laser/mercury609/
ヨーロッパで知られるSEI社によるXYテーブル型レーザー加工機です。カット品質向上のためのコントロールに対応していることに加え、切断加工や彫刻作業もスピーディーに行うことができます。 また、最大30mmのアクリルのクリアカットにも対応。カット面は伝統のアイスメルトカットとなっており、ユーザーの要望にしっかりと応えられます。また、アクリルだけではなく木材や金属など、さまざまな素材のカットが可能となっている点も特徴です(金属カットは専用ヘッドへの交換が必要)。
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スペック | 1215 | 1520 | 1530 | 2030 |
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ワークエリア | 1250×1550mm | 1500×2050mm | 1500×3080mm | 2060×3080mm |
W数 | V150(150W相当)、V300(250W相当)、V400(350W相当)、V500(450W相当)、V800(650W相当)、V1200(1000W相当) | |||
Z軸作動距離範囲 | 70mm | |||
最大材料サイズ | 1360×1550mm | 1660×2200mm | 1660×3200mm | 2200×3200mm |
最大材料重量 | 40kg/m2 | |||
材料最大厚み | 50mmまで | |||
外形寸法(W×L×H) | 2140×2525×1500mm | 2390×3100×1500mm | 2390×4576×1500mm | 3010×4659×1500mm |
ブロア取付口込み寸法(W×L×H) | 2140×2839×1500mm | 2390×3414×1500mm | 2390×4890×1500mm | 3010×4973×1500mm |
最大設置面積 | 機械外形寸法+各1500mm | |||
機械本体重量(発振管を除く) | 2300kg | 3100kg | 3950kg | 4000kg |
スペック | |
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X-Y最大加工速度 | 190m/min |
X-Y最大加速度 | 7G |
距離精度 | 全ての位置にて±0.05mm(1mあたり) |
X-Y軸分解度 | 0.001mm |
ラスター解像度 | 最高1200dpi |
動作可能温度範囲 | 10~40℃ |
動作可能湿度範囲 | 10~85%、RH max、結露なきこと |
引用元:コムネット公式サイト「MERCURY FIBER」 https://www.comnet-network.co.jp/products/sei-laser/mercury-fiber/
SEI社が新しいコンセプトとコンパクトデザインで開発した、ファイバーレーザー加工機です。リニアモーターの採用、使いやすさ、ハイスピード、加工エリアのバリエーションの豊富さが特徴のレーザー加工機です。 YAGレーザーやCO2レーザーと比較すると加工速度が速い事、さらにランニングコストも大幅に低減することが可能な点などがポイントになります。また、メンテナンスの手間もほとんどかかりません。 加えて、安全規格クラス1の自動開閉式カバーを採用しています。正面のカバーにある窓からは加工の様子を確認できます。
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スペック | 1208 | 1215 | 1520 | 1530 | 2040 |
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加工エリア | 1250×800mm | 1250×1500mm | 1500×2000mm | 1500×3000mm | 2000×4000mm |
外形寸法(W×L×H) | 2356×2110×1855mm | 2430×3800×2150mm | 2750×4090×2150mm | 2750×5050×2150mm | 3370×5650×2150mm |
Z軸作動距離範囲 | 70mm | ||||
機械本体重量 | 2000kg | 2300kg | 2500kg | 2800kg | 5000kg |
スペック | |
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最大搬送速度 | 120m/min |
最大加速度 | 2G |
駆動方式 | リニアモーター |
距離精度 | 全ての位置にて±0.05mm(1mあたり) |
X-Y軸分解度 | 0.001mm |
精度 | ±0.05mm |
引用元:コムネット公式サイト「NRG-L」 https://www.comnet-network.co.jp/products/sei-laser/nrg-l/
リーズナブルな価格とパフォーマンスを両立した、中大型のレーザー加工機です。SEI社が独自で開発した出力ソフト「ICARO」を使用することによって簡単に操作が可能です。また、紙や革、生地、アクリル、木材などさまざまな材質のカットに対応しています。
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スペック | 1612 | 2215 | 3215 | 3220 |
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ワークエリア | 1600×1200mm | 2200×1500mm | 3200×1500mm | 3200×2000mm |
Z軸作動距離範囲 | 70mm (5インチレンズの場合) | |||
最大材料重量 | 40kg/m2 | |||
材料最大厚み | 50mmまで | |||
外形寸法(W×L×H) | 3565×2170×1395mm | 4205×2470×1395mm | 5010×2470×1395mm | 5010×3080×1395mm |
最大設置面積 | 機械外形寸法+各1500mm | |||
機械本体重量(発振管を除く) | 900kg | 1000kg | 1300kg | 1600kg |
スペック | |
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X-Y最大速度 | 85m/min |
X-Y最大加速度 | 2G |
距離精度 | ±0.05mm |
X-Y-Z軸分解度 | <0.002mm |
ラスター解像度 | 最高1200dpi |
動作可能温度範囲 | 10~35℃ |
動作可能湿度範囲 | 10~85%、RH max、結露無き事 |
コムネットは、レーザー加工機の導入後も安心して運用できるよう、しっかりしたサポート体制を提供しています。カスタマーサポートセンターでは、電話・メールでの問い合わせ対応に加え、遠隔操作サポートや全国対応の訪問修理を実施。全国に10拠点を構える外注先とも連携し、迅速な対応が可能です。万が一再修理が必要な場合、追加費用は発生しません。
他にも、メーカー認定の技術者「マイスター」の資格を取得しているメンテナンススタッフが多数所属していたり、定期的に海外メーカーの技術研修を受けて新しい情報を収集して研鑽を積むなど、充実したアフターサポートを継続するための体制を強化しています。
60年以上の歴史を持つ金属装身具メーカーである本多精密工業は、従来の工作機械では対応できない複雑な加工を外注していました。しかし、顧客のニーズを深掘りする中で「加工精度よりデザインを重視する層」の存在に気づき、レーザー加工機の導入を決定。特にチタン加工を得意とするファイバーレーザー加工機GCCシリーズFMC280を採用しました。
導入前には無料サンプルを取り寄せ、実際の材料でのテスト加工を実施。コムネットの充実したサポート体制も評価し、導入を決定しました。導入後は、提携先企業や行政機関からの引き合いが増加し、産学連携にも貢献。レーザー加工機の導入が新たな事業展開のきっかけとなりました。
参照元:コムネット公式サイト(https://www.comnet-network.co.jp/blog/laser-case-honda-seimitsu/)
印刷・加工事業を展開する第一印刷所は、「捨てられない印刷物」の制作を目指し、新たな加飾技術を模索していました。そんな中、地元美術館の切り絵作品展をきっかけに、レーザー加工機の可能性に着目。POD(オンデマンド印刷)事業の業績回復と市場開拓を目的に、レーザー加工機SEIシリーズFlexi800 Basic(300W)を導入しました。
ショールームで実機を確認し、高精密加工と焦げの少なさが決め手となり、なんと即決購入。導入後は「き/ざ/む」ブランドを立ち上げ、新たな顧客層を獲得することに成功しました。SNSで話題となった「切り絵御朱印」の販売が急増し、POD事業の業績向上に大きく貢献。受注増加に対応するため、2021年末には2台目となるFlexi816T V300を導入し、大ロット案件にも対応できる体制を構築しています。
参照元:コムネット公式サイト(https://www.comnet-network.co.jp/blog/laser-case-daiichi-printing/)
一口にレーザー加工機と言っても、
得意とする活用方法はさまざまです。
本サイトでは「金属」「電子部品」「非金属」それぞれの加工におすすめなレーザー加工機を、生産規模別にご紹介。
少量生産・大量生産のカテゴリからぜひチェックしてみてください。
相談受付時間 | 9:00〜18:00(平日) |
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所在地 | 兵庫県神戸市中央区港島南町7-2-10 |
取扱い製品一覧 |
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対応業務 | レーザー装置の輸入販売及び保守 レーザーサプライ商品の輸入販売 システム開発 アプリケーションソフトウェア開発 画像処理、CADソフトウェア開発 オフショア開発 |
レーザー加工機はその種類によって素材の向き・不向きがあります。
ここでは少量生産を行う企業に向け、加工したい素材別におすすめのレーザー加工機をご紹介します。
レーザー加工機はその種類によって素材の向き・不向きがあります。
ここでは、大量生産を行う企業に向け、加工したい素材別におすすめのレーザー加工機をご紹介します。