金属の熱処理の1つが焼き入れという方法です。ここでは、焼き入れの特徴や種類などについてまとめています。
焼き入れは、一般的に金属を高温にしたのちに冷却する処理方法を指します。鉄鋼をオーステナイトからマルテンサイトにするのも焼き入れの1種です。対象となる金属を目的の温度まで熱した後、冷却材を用いて目的の温度まで下げます。冷却材には、水や油、ガスなどを用います。
一般的な焼き入れとは別に、金属の表面にのみ加工を行う方法があります。その1つがレーザー焼き入れです。レーザーを用いることで細部のみの焼き入れが可能になっただけでなく、レーザーが照射されていない部分に熱が逃げていくため冷却の工程が不要という特徴があります。また、ワークの歪みが少ないことから、複雑な形状にも対応できます。
焼き入れの他にも熱処理の方法として、焼きなまし・焼きならし・焼き戻しといった方法があります。
素材全体に熱を入れる焼き入れの方法です。ズブ焼き入れとも言います。大きな素材は取扱が難しいでしょう。
レーザーや高周波、炎、ビームなどを用いて金属の表面のみ焼き入れする方法です。
炭素を素材に浸透させて焼き入れを行う方法です。炭素を吸収した表面のみ強度が増します。
窒素を素材に浸透させて焼き入れを行う方法です。浸炭焼入れ同様に、表面の硬度が増します。
文字通り、真空状態で行われる焼き入れの方法です。酸素がないため金属の酸化が起こらず、きれいな仕上がりになります。
UV、グリーン、1μmの3波長を自動切り替え、パルス幅は340fsから10psまで可変。各種材料に合ったレーザー光の選択&適した非熱加工が行えます。
20KWの高出力で20,000㎜/minを超える高速切断が可能、プラズマを上回る切断速度を実現。40㎜までの厚板切断に対応しています。
木材・アクリルはもちろん、紙、樹脂、革まで幅広い対象物に刻印・切断が可能。つまようじほどの細かな対象物にも微細な処理を施すことができます。