レーザー溶接として、テーラードブランク溶接がおこなわれることがあります。美しい仕上がりになるレーザー溶接。ここでは、「テーラードブランク溶接」についてまとめました。
板厚や材質など、種類の異なる複数の鋼板をプレス成形前に溶接して1 枚のブランクとしたものです。
一般的には空白の意味で使われる「ブランク」ですが、プレス加工の分野では、既成のサイズに切断された鋼鉄素材のことです。プレス加工の最初の工程が「ブランク」。この「ブランク」からさらに加工を加え、求められる形状を作ります。ブランクは、加工がしやすいように短形や台形などの形が多いです。
テーラードブランクは、異種鋼板をつなぎ合わせて作ったブランク。複数の鋼板を目的に合わせて溶接し、目的の形に「仕立てる」ことから、「テーラード」と呼ばれています。1枚の鋼板の中で、強度や防錆、重量などの特性を部分的に変えられるのがメリット。自動車ボディによく活用されています。
UV、グリーン、1μmの3波長を自動切り替え、パルス幅は340fsから10psまで可変。各種材料に合ったレーザー光の選択&適した非熱加工が行えます。
20KWの高出力で20,000㎜/minを超える高速切断が可能、プラズマを上回る切断速度を実現。40㎜までの厚板切断に対応しています。
木材・アクリルはもちろん、紙、樹脂、革まで幅広い対象物に刻印・切断が可能。つまようじほどの細かな対象物にも微細な処理を施すことができます。