レーザー加工に用いるレーザー光の特徴は色々あり、それらの特性を生かして製品などに利用しています。 こちらでは、レーザー光の特徴の一つである「コヒーレント(可干渉性)」について解説します。
コヒーレントとは、レーザーの主な特徴である、単色性、指向性、可干渉性のうち、可干渉性のことを指します。
太陽光や蛍光灯などの自然光は、光波の位相やエネルギーがランダムであるため起こらないのですが、レーザー光は位相の揃った光です。位相が揃った光は、波長の波が揃ったときには強調され、半周遅れて合わさると、お互いを打ち消し合うという特徴があり、この特性を生かして様々な製品に利用されています。
一般的には、強度の等しい二つの波が重なって干渉する時にできる干渉縞の強度の極小値がゼロであるときがコヒーレント状態にあると言われています。
レーザー光は、完全ではないがコヒーレント光と呼ばれることもあり、光が拡散しにくく、遠方まで届きやすい性質を持っています。
従来よりも多くの情報を光の速さで送信できるため、光ファイバやケーブルを使用した長距離通信などに利用されています。
UV、グリーン、1μmの3波長を自動切り替え、パルス幅は340fsから10psまで可変。各種材料に合ったレーザー光の選択&適した非熱加工が行えます。
20KWの高出力で20,000㎜/minを超える高速切断が可能、プラズマを上回る切断速度を実現。40㎜までの厚板切断に対応しています。
木材・アクリルはもちろん、紙、樹脂、革まで幅広い対象物に刻印・切断が可能。つまようじほどの細かな対象物にも微細な処理を施すことができます。