牧野フライス製作所は1937年に創設された産業用機械メーカーであり、国内外に複数の拠点を展開しながらグローバル規模でレーザー加工機の開発や製造、販売・輸出などを行っています。ここでは牧野フライスのレーザー加工機について解説します。
牧野フライス製作所は1937年の創業以来、日本各地のものづくり関連企業のために産業用機械の開発や製造、販売を手がけており、現在はアメリカやドイツ、シンガポール、韓国など様々な国々で海外拠点も展開しています。
そのため、日本国内の企業ニーズに応えることはもちろん、外資系企業や海外拠点を有する企業のニーズにも対応しており、グローバルスタンダードのサポート体制によって現場環境に相応しいレーザー加工機の導入を支援可能です。
牧野フライスでは多種多様な産業用機械や加工機を開発していますが、切削加工や放電加工といった技術では対応が困難とされる微細加工について、自社開発したレーザー加工機を提案しています。
牧野フライスのレーザー加工機は事業理念でもある「クオリティファースト(品質第一主義)」の下で開発されており、対応可能な分野として工具開発や医療分野、航空業界、半導体製造など幅広いものが想定されていることも特徴です。
牧野フライスのレーザー加工機では、加工可能なワークとして金属はもちろん、ダイヤモンドやセラミックスのような非金属剤、さらには複合材など様々なものが対象とされている点も重要です。
また、難削材や脆性材といった加工難易度が高いワークであっても、レーザーのエネルギーとウォータージェットの併用によって高精度かつ安定的に処理できる点は見逃せません。
LUMINIZER LB300は、一般的なレーザー加工機としての性能に加えて、ウォータージェットを搭載しており、水と空気の境界面を作ることで光を全反射させてレーザー光をコントロールする特殊なレーザー加工機です。一般的に難削材や脆性材として知られる炭化ケイ素や窒化ガリウム、ダイヤモンド焼結体といったワークもスムーズに加工できる上、独自のモーションコントロール技術を採用することで応答性や作業速度も向上されています。
ウォータージェットとYAGレーザーによる相乗効果を利用するLBシリーズとして、LB300よりも加工範囲が拡大されている製品です。特殊仕様の傾斜式回転テーブルを採用しており、精密加工が求められる医療分野や半導体分野の小型ワークについても正確かつ緻密なレーザー加工を施すことが可能です。
また、加工困難とされる難削材や脆性材に関する作業性も確保されており、空気と水の境界面にレーザー光を全反射させて照射することにより、ワークへの熱ダメージを予防しながら高効率加工クズ除去も実現します。
LF400は半導体分野や医療機器分野における精密部品の加工を目的として開発された、超短パルスレーザー加工機です。高アスペクト比の小ホール加工を再現可能であり、フェムト秒レーザーという短周期発振によってワークへの熱影響を予防しながら精密加工を叶えられます。
微少形状や微少部品のレーザー加工を得意としており、ナノ秒レーザーよりも緻密な作業を長時間維持できるよう設計されている点も重要です。また難削材や脆性材にも対応します。
相談受付時間 | 記載なし |
---|---|
所在地 | 東京都目黒区中根2-3-19 |
取扱い製品一覧 |
|
対応業務 | マシニングセンタ・NC放電加工機、NCフライス盤・フライス盤・レーザ加工機、CAD/CAMシステム・FMS等の製造・販売・輸出 |
UV、グリーン、1μmの3波長を自動切り替え、パルス幅は340fsから10psまで可変。各種材料に合ったレーザー光の選択&適した非熱加工が行えます。
20KWの高出力で20,000㎜/minを超える高速切断が可能、プラズマを上回る切断速度を実現。40㎜までの厚板切断に対応しています。
木材・アクリルはもちろん、紙、樹脂、革まで幅広い対象物に刻印・切断が可能。つまようじほどの細かな対象物にも微細な処理を施すことができます。