村田機械の特徴を概説し、自社の板金用ファイバーレーザー加工機とファイバーレーザー複合加工機について、さまざまな加工を紹介します。
製品の提供を通じて顧客の価値創造を引き出すため、新技術と新工法の開発を進めています。シートメタル加工は、溶接や組立てを経て初めて価値あるものとなるのです。この価値を効率的に生み出すためには、すべての工程を考慮に入れたモノづくりの視点が必要であり、こうした視点を取り入れながら、レーザー加工機をはじめとするシートメタル加工機の開発を行っています。
村田機械では自社の開発を推進するために事業関連会社として2社を運営。1社が、修理・点検から保守パーツの販売、さらには移設や改造にいたるまで、村田機械製シートメタル加工機に対する高品位のアフターサービスを提供する「ムラテックCCS株式会社」。もう1社が村田機械製タレットパンチプレス、プレスブレーキの金型、およびツールグラインダなど、金型関連周辺機器を製造・販売している「村田ツール株式会社」です。
村田機械は、1972年(昭和47年)からは自社工場生産の国産機の販売を開始。プラズマ・レーザー複合機や大規模FMSの構築を進め、日本の板金業界とともに発展を重ねてきました。1984年(昭和59年)に国産初となるレーザー複合機W4560ハイブリッドを開発し、2012年(平成24年)にはファイバーレーザー加工機 「LS3015FC」 を発表しました。
薄板加工に特化した光学設計による高い生産性を有し、微細加工及び複雑形状に対応した独自のMVHS(Microcomputer Control by Variety of High Speed Outputs)制御を搭載。さらに新型パレットチェンジャ搭載により、加工済みワークの落下防止、保護ガラスモニターによる加工不良の予防・是正、反射光による発振器損傷の未然防止、ワークへの入熱状態の事前予測も可能にしました。
なめらかなパルス出力で高品質の加工を行う、独自のレーザー出力制御システムMVHSを搭載。低重心、高剛性フレーム設計により、共振周波数を抑えながらも高精度加工を実現し、さらに省スペース設計で柔軟な設置が可能に。また、生産性・安全性・安定性に特に注力した自動化対応となっています。
ファイバーレーザの特性を引き出す複合加工機。フライングオプティクス方式による剣山パレット上で加工することで高速加工・高精度加工を実現します。下型昇降機構を標準搭載し、安定したブラシテーブルでの上下サーボ駆動でさまざまな成形加工に対応。微調整ができるため、複数の金型やヒット数も管理できます。工具寿命を考慮した刃先潤滑対応、長時間安定稼働を考慮した切粉吸引装置・刃先折損検知を標準搭載。
刃先潤滑・折損検知機能、切粉吸引機構搭載
相談受付時間 | 記載なし |
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所在地 | 京都府京都市伏見区竹田向代町136 |
取扱い製品一覧 |
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対応業務 | ロジスティクスシステム・FAシステム・クリーンFA・工作機械・シートメタル加工機・繊維機械・情報機器などの製造販売 |
UV、グリーン、1μmの3波長を自動切り替え、パルス幅は340fsから10psまで可変。各種材料に合ったレーザー光の選択&適した非熱加工が行えます。
20KWの高出力で20,000㎜/minを超える高速切断が可能、プラズマを上回る切断速度を実現。40㎜までの厚板切断に対応しています。
木材・アクリルはもちろん、紙、樹脂、革まで幅広い対象物に刻印・切断が可能。つまようじほどの細かな対象物にも微細な処理を施すことができます。