ハイブリッドカー(ハイブリッド車)と言えば、2つ以上の動力を備えた車のことを指しますが、「ハイブリッド溶接」は何と何を組み合わせたものなのでしょうか。
それぞれの溶接のメリット・デメリットから、ハイブリット溶接の良さを解説します。
「ハイブリッド溶接」は2つの異なる溶接を組み合わせたもの。
「レーザーアークハイブリッド溶接」という呼ばれ方もされており、「HLAW」と略されます。
名称の通りレーザーと、ティグ・マグ・ミグなどのアーク溶接を組み合わせ、両方のメリットを活かし、デメリットを補うような溶接を行うことができます。
レーザー溶接は、レーザー光をレンズなど集め、焦点を小さく絞って照射できるので、エネルギーを溶接部分に集中させられます。
また、面積がごく狭くても溶接でき、溶接速度も速いというメリットがあります。
例えば、狭い隙間を埋め込む形で溶接することがレーザーなら可能です。
一方で、厚く肉盛りするには適していません。
アーク溶接はレーザーとは逆に、スポットから放射状に広がって熱が供給されます。そのため金属を狭い隙間などに溶け込ませるには適していません。
また溶接速度が遅いというデメリットもあります。
反対にレーザー溶接が不得意とする肉盛りを得意としているのが特徴です。
ハイブリッド溶接は、繊細な溶接を得意とするレーザー溶接と、肉盛りができるアーク溶接を同時に行うことで、品質の高い溶接を短時間で行えるのが魅力。
狭い隙間を埋めつつ、その上に肉盛りをほどこすことも、ハイブリット溶接なら1度で可能です。
現在では複雑な溶接を高速で行うことが求められる現場で普及しつつあります。
UV、グリーン、1μmの3波長を自動切り替え、パルス幅は340fsから10psまで可変。各種材料に合ったレーザー光の選択&適した非熱加工が行えます。
20KWの高出力で20,000㎜/minを超える高速切断が可能、プラズマを上回る切断速度を実現。40㎜までの厚板切断に対応しています。
木材・アクリルはもちろん、紙、樹脂、革まで幅広い対象物に刻印・切断が可能。つまようじほどの細かな対象物にも微細な処理を施すことができます。