「発振器」とはレーザー加工機に内蔵されている光の増幅装置のこと。レーザーや素材ごとにいくつか種類があるので紹介します。
発振器はレーザー加工機において車のエンジンのような部分です。
発振器とは名称の通りレーザー光を発振する装置のことですが、レーザー光の波長や出力によって用途が選別されています。
一般的に用いられるのはCO2レーザーやYAGレーザーなど。
レーザー発振器を大別すると、金属やセラミック製のものと、ガラス製のものがあります。
金属・セラミック製の発振器は主に産業用レーザーに使われており、高性能。
そのため手軽に使うことはできず、レーザー加工機が小型だと内蔵するにはコストパフォーマンスが良くありません。
一方、ガラス製の発振器は軽量で、しかも消費電力を抑えられという利点が。
その他、レーザーごとに発振器も異なる種類があります。
CO2レーザーはレーザー加工機の中でも代表的なもの。実際、レーザー加工機ではシェア最多と言われています。加工の対象となる素材には幅広く対応でき、比較的に低価格なのも魅力です。
そんなCO2レーザーに搭載されている発振器は、内部でCO2(二酸化炭素)・N(窒素)・He(ヘリウム)を混合し、エネルギーを発生させています。
固体レーザーである「YAGレーザー」にも発振器が用いられています。
Y(イットリウム)・A(アルミニウム)・G(ガーネット)から構成されたYAG結晶に微量のNd(ネオジム)を添加、レーザー光を増幅して出力します。
「ファイバーレーザー」とは光ファイバーの中で特定の光の波長を増幅させる装置です。
電源も発振器のスペースも小さく済むことから、ファイバーレーザー加工機自体の小型軽量化が可能です。
レーザー加工機はその種類によって素材の向き・不向きがあります。
ここでは少量生産を行う企業に向け、加工したい素材別におすすめのレーザー加工機をご紹介します。
レーザー加工機はその種類によって素材の向き・不向きがあります。
ここでは、大量生産を行う企業に向け、加工したい素材別におすすめのレーザー加工機をご紹介します。