レーザー加工では、材料を望む形に加工するために、条件を設定する必要があります。材料によって適切な条件は異なるため、検証をしなくてはいけません。検証した結果、適切な加工条件を導き出すことを「条件出し」といいます。
条件の要素には、「出力」「ガスの種類」「加工速度」「焦点の位置」があります。たとえば、ガスには酸素がありますが、酸素を使うと、切断しやすい反面酸化による強度や品質への影響が懸念されます。ガスには窒素もあるので、実際の断面などから何が適しているかを判断します。
適した条件は、切断面や材料の裏面で判断します。レーザー加工すると縦に筋状の線が残るのですが、その線が均等に入っている状態が良い切断条件です。
レーザー加工は、材質の硬さに関わらず穴あけや切断ができるのがメリットですが、材質による条件の違いはあります。鋼材やステンレス、アルミニウム、アクリルなど、それぞれの材質によって適切な焦点の位置が異なるので、その条件を探ることが大切です。
UV、グリーン、1μmの3波長を自動切り替え、パルス幅は340fsから10psまで可変。各種材料に合ったレーザー光の選択&適した非熱加工が行えます。
20KWの高出力で20,000㎜/minを超える高速切断が可能、プラズマを上回る切断速度を実現。40㎜までの厚板切断に対応しています。
木材・アクリルはもちろん、紙、樹脂、革まで幅広い対象物に刻印・切断が可能。つまようじほどの細かな対象物にも微細な処理を施すことができます。