ここでは、金属のマルテンサイト相について解説しています。マルテンサイト相やマルテンサイト変態とは何か、どういった種類があるのかなどを簡潔にまとめました。
金属や物質がマルテンサイトと呼ばれる相変態を起こした状態をマルテンサイト相と言います。この時、化学組成が変わらず原子のつながりも保たれることから、形状記憶合金でよく耳にする言葉です。
相変態の状態には、何の力や熱も加えられていないオーステナイト相(母相)・加熱して変態したフェライト相・冷却で変態するオーステナイト相などがあります。温めることで形を変化させ、冷やしてその状態を保つことができ、再度加熱するとまた形を変えられるといった特徴があり、合金に用いられると形状記憶合金となります。
日本人になじみ深いマルテンサイト変態と言えば日本刀です。熱した鋼を急速に冷却することでマルテンサイト変態を起こし、強度を高めていきます。これは、高温のフェイライト相では固溶していない炭素原子が、マルテンサイト変態によって固溶し、強度が増すためです。
高強度鋼に生じる形態で高転位密度が特徴。低炭素鋼で生じやすく、鋼の強度を増すために行われることが多くあります。
金属内の格子面を境に対称に生じ、結晶が凸レンズのように見える形態。さらに冷却すると薄板状になります。
名前の通り、薄い板が重なったように生じる形態。幅広く生じるため、オーステナイトが周囲に無く、形状記憶の効果を持つのが特徴です。
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