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キーホール

レーザー加工にも様々な種類があり、レーザー溶接はその中の一つです。こちらでは、金属を局部的に溶解させ、凝固することによって接続するレーザー溶接 を行った際にできる「キーホール」について解説します。

キーホールとは

深溶込み型の手法でできるくぼみ

レーザー溶接には、熱伝導型と深溶け込み型の2種類がありますが、熱を浅く広く伝えて形を変化させる熱伝導型と違って、深溶け込み型は熱エネルギーの密度が高く、金属表面にくぼみが形成されます。そのくぼみが深くなって空洞になっている状態を「キーホール」と呼びます。

より深い溶接を可能にする

キーホールを形成すると、金属蒸気圧と溶融部表面張力による収縮圧とのバランスによりキーホールが持続します。そこへレーザー光を当て続けることで、キーホール壁面で吸収と反射が繰り返し行われ、より深い部分まで溶解、蒸発を生じさせることができるのが特徴です。また、素材を貫通させると穴あけ加工となります。

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