レーザー加工に適する素材は、様々な種類があり、用途に応じてそれぞれの特徴を生かした部分に使用されます。こちらでは、素材の一つである 「高張力鋼」について解説します。
高張力鋼は、合成成分の添加や組織の制御などを行うことで、一般構造用鋼材よりも強度を向上させた鋼材です。
軽くて丈夫という特徴があるので、普通鋼と同じ強度を保ちながら、鋼材の使用量を減らして薄肉化することが可能です。自動車や作業者などに使用することで 燃費の向上にもなります。
また、耐食性にも優れているので、野外の建造物に使用しても錆びにくいため、石油タンクや水圧管などにも採用されています。
優れた特徴が多い高張力鋼ですが、延性が低いという注意点もあります。そのため、鋼材をプレス加工などした際に、割れが生じやすくなります。 鋼材の各メーカーではこの点を課題として、強度と延性の両立を目指して高張力鋼の開発に力を入れています。
UV、グリーン、1μmの3波長を自動切り替え、パルス幅は340fsから10psまで可変。各種材料に合ったレーザー光の選択&適した非熱加工が行えます。
20KWの高出力で20,000㎜/minを超える高速切断が可能、プラズマを上回る切断速度を実現。40㎜までの厚板切断に対応しています。
木材・アクリルはもちろん、紙、樹脂、革まで幅広い対象物に刻印・切断が可能。つまようじほどの細かな対象物にも微細な処理を施すことができます。