何度か目にしているのに名称を知らない物体は多いものです。この「プリント基板」も、そんな名称のひとつ。いったいどんな物なのか、何に使われているのかを説明します。
「プリント基板」と聞くと、まるで基板の上に何かが印刷されているかのような印象を受けますが、そうではありません。
「知らない」という方も中にはいると思います。
しかし、実はこのプリント基板を、大半の方が1度や2度は目にしているのです。
パソコンやスマホを分解すると必ず緑色の板が配置されているはずです。
これがプリント基板。
ほとんどは緑色ですが、中にはほかの色をつけられている場合もあります。
プリント基板は「プリント配線板」・「電子回路基板」・「PCB」、そして単に「基板」や「ボード」など色々な呼び名があります。
パソコンであれば「マザーボード」や「グラフィックボード」といった拡張基板がよく知られています。
しかし、この「プリント基板」という名称自体の認知度が低いため、緑色のプリント基板を目にしても呼び名がわからないという人のほうが多いのではないでしょうか。
むしろ「集積回路」や「半導体」という呼び方をしている人もいると思います。
集積回路(IC)は、半導体などでできた電子部品を、それぞれの機能ごとにまとめたもの。
プリント基板の上に集積回路を配置することで、さまざまな働きを持たせることができます。
プリント基板は次の3つに分けられています。
「硬い」という意味を持つ「Rigid」が由来。絶縁体基材に柔軟性はありません。「プリント基板」と単に言うときは、このリジッド基板を指します。
「FPC」とも呼ばれる薄く柔軟性のある絶縁体基材。機器に組み込まれる際も柔軟(フレキシブル)に加工できるため小型電子機器などに用いられています。
硬い絶縁体基材と柔軟性があり薄い基材とを合わせたもの。
UV、グリーン、1μmの3波長を自動切り替え、パルス幅は340fsから10psまで可変。各種材料に合ったレーザー光の選択&適した非熱加工が行えます。
20KWの高出力で20,000㎜/minを超える高速切断が可能、プラズマを上回る切断速度を実現。40㎜までの厚板切断に対応しています。
木材・アクリルはもちろん、紙、樹脂、革まで幅広い対象物に刻印・切断が可能。つまようじほどの細かな対象物にも微細な処理を施すことができます。