レーザー発振器や光学応用機器の開発・製造・販売事業を手がけているスペクトロニクスを紹介しています。同社の特徴や取り扱っている機器についてまとめました。
多種多様なハイテク材料の超微細加工を可能とする産業用パルスレーザー発振器や、その応用機器の製造や販売を手がけているスペクトロニクス。同社では、アプリケーションに応じてピコ秒〜ナノ秒パルスのレーザーを取り揃えています。
また、お客様のニーズに応じて、加工内容に適している周辺機器などの提案も行っています。
スペクトロニクスのレーザー発振器の特徴は、性能や品質を維持するために国内で自社開発を行っているということです。また、お客様のニーズを十分に理解し、豊富なノウハウの蓄積を生かして斬新なアイデアと技術を融合させ、満足度を最優先にしたモノづくりを行っています。
同社は開発から設計、設置、アフターサービスを一貫しての提供が可能です。スピーディーに対応することができるため、開発期間や生産現場などにおける問題解決までの時間の短縮に貢献しています。
レーザー加工機を選ぶ際にまず確認すべきは、加工対象物にレーザー加工機が適しているかどうか。
さらに、生産規模に適した機種を選び、コストと品質のバランスを最適化することが重要です。
本サイトでは「金属」「電子部品」「非金属」それぞれの加工におすすめのレーザー加工機を生産規模別でご紹介しています。
引用元:スペクトロニクス公式サイト「LDH-G2510」 https://www.spectronix.co.jp/product/2263/
スペクトロニクスが自社開発・自社生産を行っている国産ピコ秒ハイブリッドレーザーです。DFB半導体レーザーのゲインスイッチ法を採用、励起用半導体レーザーにシングルエミッタタイプを搭載し、部品劣化による種光源の交換が不要となっている点が特徴です。
さらに独自のゲインスイッチ法と増幅器を組み合わせることで波長変換結晶の長寿命化を達成。長期運用を行う場合のランニングコストを低減している点も特徴のひとつといえます。
またパルススプリッドモードでは、低い繰り返し周波数での動作が可能であり、マルチパルスモードでは細分化したパルス列での動作が可能です。パルス設定の変更によって、それぞれの材料への加工特性を向上させることができます。532nm、355nm、266nmモデルを用意しています(写真はLDH-G2510)。
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| スペック | LDH-G2510 | LDH-V1610 | LDH-X0810 |
|---|---|---|---|
| 波長 | 532nm | 355nm | 266nm |
| 平均出力 | ≧25W | ≧16W | ≧8W |
| 繰り返し周波数 | 200kHz〜1000kHz | ||
| パルス幅 | <15ps | ||
| ビーム径 | φ3.0±0.5mm | φ1.8±0.5mm | φ4.5mm±0.5mm |
| 拡がり角 | <0.4 mrad(全角) | <0.5 mrad(全角) | |
| モード品質 | M2<1.3 | M2<1.4 | - |
| 空間モード | TEM00 | ||
| 偏光方向 | 直線 | - | 直線 |
| レーザーヘッド(寸法) | W518×D884×H170mm,66kg | W518×D917×H170mm,66kg | W1200×D420×H170mm, 92kg |
| レーザーコントローラ(寸法) | W430×D394×H192mm,13kg | W430×D351×H192mm, 13kg | |
| 冷却方式 | レーザーヘッド(水冷) コントローラ(空冷) |
||
| 供給電源 | 単相 AC100~240V±10%,50/60Hz | AC100〜240V±10%, 50/60Hz | |
| 消費電力 | 最大 2.75kW | 最大 2.5kW | |
| 外部制御 | - | 外部ゲート制御(TTL) 通信制御:Ethernet | - |
| ウォームアップ時間 | コールドスタート時 60min(typ.) ウォームスタート時 15min(typ.) |
||
| 動作保証温度 | 15〜30℃ | ||
| 保管温度 | 0〜50℃ | ||
| 湿度(動作時・保管時共) | 10〜85%RH 結露無きこと |
||
引用元:スペクトロニクス公式サイト「LDH-V0410」 https://www.spectronix.co.jp/product/3785/
高品位なレーザーを搭載しており、高品質な加工に適している機器。電光シリーズも自社設計・自社生産の機器であり、高品質な加工を低価格で実現することが可能です。
パルススプリッドモードの場合には、低い繰り返し周波数における動作が可能。また、マルチパルスモードを使用した場合には細分化したパルス列での動作を行うことができます。光学部品の長寿命化を実現することによって、ランニングコストやダウンタイムを可能な限り小さくしている点も特徴と言えるでしょう。電光シリーズはLDH-G0610とLDH-V0410の2つのモデルを用意しています。
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| スペック | LDH-G0610 | LDH-V0410 |
|---|---|---|
| 波長 | 532nm | 355nm |
| 平均出力 | >6W | >4W |
| 繰り返し周波数 | 200kHz〜1000kHz | |
| パルス幅 | <15ps | |
| ビーム径 | φ3.0±0.5mm | |
| 拡がり角 | <0.4 mrad(全角) | <0.3 mrad(全角) |
| モード品質 | M2<1.2 | |
| 空間モード | TEM00 | |
| 偏光方向 | 直線 | |
| レーザーヘッド(寸法) | W505×D772×H169mm,50kg | |
| レーザーコントローラ(寸法) | W427×D386×H180mm,20kg | |
| 冷却方式 | レーザーヘッド(水冷) コントローラ(空冷) |
|
| 供給電源 | 単相 AC100〜240V±10%,50/60Hz |
|
| 消費電力 | 最大1.9kW | 最大1.95kW |
| ウォームアップ時間 | コールドスタート時 60min(typ.) ウォームスタート時 15min(typ.) |
|
| 動作保証温度 | 15〜30℃ | |
| 保管温度 | 0〜50℃ | |
| 湿度(動作時・保管時共) | 10〜85%RH 結露無きこと |
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スペクトロニクスでは、レーザー加工機の導入・運用を支援するためのサポート体制を整えています。社内に加工ラボを保有し、装置開発に必要な加工条件を顧客と共同で検証することで、適切なレーザー加工システムの開発をサポート。
さらに、レーザー発振器周辺の光学部品の提案も行っているので、トータルでの加工システム構築も依頼しやすいでしょう。
なお、保証に関する具体的な情報は公式サイトで確認できていません。詳細については、スペクトロニクスへ直接お問い合わせください。
スペクトロニクスが提供する532nmピコ秒ハイブリッドレーザー「LDH-G2510」は、高精度な加工が求められる分野で幅広く活用されています。「LDH-G2510」は、高パルスエネルギーやパルススプリットモード、マルチパルスモードといった特長を持ち、さまざまな材料の微細加工を可能にしています。
たとえば、電子部品やセラミック基板の製造では、アルミナや窒化アルミの精密な切断・穴あけ加工が行われています。またPZT(圧電材料)の切断では、従来の加工方法では難しかった精密かつクリーンなエッジ加工が可能です。
他にも、サファイアガラスや強化ガラスの穴あけ、ソーダガラスの切断、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)の円切抜き、ニッケルの掘り込み、アルミやタングステンの溝加工・穴あけなどが可能です。
特にタングステンの溝加工では、極めて微細なパターンの形成が可能で、精密部品のレーザー加工に適しています。
単結晶ダイヤモンドの凹加工など、高硬度材料の精密加工にも対応しており、従来の機械加工では困難だった微細な彫刻や形状形成が実現できます。
参照元:スペクトロニクス公式サイト(https://www.spectronix.co.jp/product/2263/)
一口にレーザー加工機と言っても、
得意とする活用方法はさまざまです。
本サイトでは「金属」「電子部品」「非金属」それぞれの加工におすすめなレーザー加工機を、生産規模別にご紹介。
少量生産・大量生産のカテゴリからぜひチェックしてみてください。
| 相談受付時間 | 9:00〜17:00(平日) |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府吹田市垂水町3-28-15 |
| 取扱い製品一覧 |
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| 対応業務 | レーザー光学応用機器の開発・製造・販売
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レーザー加工機はその種類によって素材の向き・不向きがあります。
ここでは少量生産を行う企業に向け、加工したい素材別におすすめのレーザー加工機をご紹介します。
レーザー加工機はその種類によって素材の向き・不向きがあります。
ここでは、大量生産を行う企業に向け、加工したい素材別におすすめのレーザー加工機をご紹介します。