ニコン

ニコンは1917年に創業し、光学機械器具の分野で世界的に活躍している日本のグローバル企業です。特に精密機器や光学技術を基盤に、さまざまな業界に高品質な製品を提供しています。このページでは、ニコンが手掛けるレーザー加工機の種類や特徴、スペックについて紹介します。

ニコンの特徴

100年以上の歴史を有する
国産ものづくり企業

ニコンは、1917年に「日本光学工業」として創業し、100年以上にわたり光学技術を活かした製品を開発してきました。長年の技術蓄積と日本のものづくりの伝統を背景に、国内外で高い評価を得ています。

海外にも多くの拠点を展開し、グローバル市場でのニーズにも応える製品やサポートを提供しています。

光学機械器具メーカーならではの
技術開発

ニコンは光学技術に強みを持つメーカーで、レーザー加工機でも高精度の光学ユニットやレンズを使用しており、優れた加工精度と信頼性を実現しています。

さらに、AIやIoTといった最新の技術を生産ラインや製品開発に積極的に取り入れ、製品の性能向上や生産効率の最適化を図っています。これにより、ユーザーのニーズに応える高品質な製品を提供しています。

ニコンの取り扱う
レーザー加工機

Lasermeister 100A

「Lasermeister 100A」は、ニコンが2019年に発売したレーザー加工機です。この機種は、金属のマーキング、溶接、研磨など複数の加工を1台で実現し、金属3Dプリンターの機能も備えています。これにより、複雑な造形や肉盛り加工が可能です。

省スペース化も追求しており、設置面積はわずか0.64㎡で高さ1.7mとコンパクト設計で、工場や研究室などにも導入しやすい設計がされています。

対応する加工内容

• 研磨
• 刻印（マーキング）
• 溶接・接合
• 金属3Dプリンティング

製品スペック

スペック	Lasermeister 100A
装置寸法（W x D x H）	850 x 750 x 1700 mm
装置質量	310kg
定格電圧、定格周波数	AC200V 単相2線式＋保護接地 50/60 Hz 1.7kVA
最大加工寸法（W x D x H）	297 x 210 x 200 mm
ボディカラー	2色（ホワイト、ブラック）
造形用粉体	ニコンが指定するSUS316Lの粉体

参照元：ニコン公式サイト（https://www.jp.nikon.com/company/news/2019/0410_lasermeister_01.html）

Lasermeister 101A

「Lasermeister 101A」は、2020年に発売されたレーザー加工機です。前モデルである「Lasermeister 100A」から進化し、5軸制御機構を採用したことで、より複雑な造形が可能になりました。また、対応する造形用粉体も増え、金属パーツの補修や付加加工にも対応しています。

対応する加工内容

• 付加加工・補修
• 研磨
• 刻印（マーキング）
• 溶接・接合
• 金属3Dプリンティング

製品スペック

スペック	Lasermeister 101A
装置寸法（W x D x H）	850 x 750 x 1700 mm
装置質量	320kg
定格電圧、定格周波数	AC200V 単相2線式＋保護接地 50/60 Hz 1.7kVA
最大加工寸法（W x D x H）	Φ 150 mm × H 150 mm
ボディカラー	2色（ホワイト、ブラック）
造形用粉体	SUS、ハイス鋼、インコネルの粉体

参照元：ニコン公式サイト（https://www.jp.nikon.com/company/news/2020/0526_lasermeister_01.html）

Lasermeister 102A

「Lasermeister 102A」は、2021年に発売されたレーザー加工機です。従来のシリーズ製品と同じサイズを維持しながら、造形速度が約2倍に向上しています。さらに、チタン合金などの粉体にも対応できるようになり、より幅広い金属材料を加工できるようになりました。

また、欧米圏の安全規格にも対応しており、ワールドワイドで使用できる製品です。

対応する加工内容

• 付加加工・補修
• 研磨
• 刻印（マーキング）
• 溶接・接合
• 金属3Dプリンティング

製品スペック

スペック	Lasermeister 102A
装置寸法（W x D x H）	850 x 750 x 1700 mm
装置質量	330kg
定格電圧、定格周波数	AC200V 単相2線式＋保護接地 50/60 Hz 2.0kVA
最大加工寸法（W x D x H）	Φ 150 mm × H 150 mm
ボディカラー	2色（ホワイト、ブラック）
造形用粉体	SUS、ハイス鋼、Ni基合金、チタン合金（Ti-6Al-4V）

参照元：ニコン公式サイト（https://www.jp.nikon.com/company/news/2021/0426_lasermeister_01.html）

Lasermeister 1000Sシリーズ
（Lasermeister 1000S/
1000SE）

「Lasermeister 1000S」シリーズは、2021年9月に発売された、除去加工を主な機能とするレーザー加工機です。従来のシリーズは付加加工が中心でしたが、このシリーズでは超短パルスレーザーを使用して高精度な除去加工を実現しています。

また、内蔵の非接触3D計測システムにより、幾何公差サブマイクロメートルレベルの加工が可能です。専用プログラムの作成が不要で、CADデータを直接入力するだけで加工が行えるオートメーション化が進んでいます。

対応する加工内容

• 除去加工

製品スペック

スペック	Lasermeister 1000S/1000SE
装置サイズ WDH [mm]	2880 × 1950 × 2290
装置重量	6000kg
定格電圧、定格周波数	AC200~230V 単相2線式＋保護接地 50/60 Hz 4.9kVA
最大加工寸法（W x D x H）	500 × 500 × 180 mm
最大加工重量	80kg

参照元：ニコン公式サイト（https://www.jp.nikon.com/company/news/2021/0929_lasermeister_01.html）

ニコンのサポート・保証

レーザー加工機の導入後も技術相談を受けており、スムーズに運用できる環境を整えています。

体験施設にて技術サポートを実施

ニコンは2019年4月に、簡単な操作で多様な金属加工を実現する光加工機「Lasermeister 100A」の受注を開始。Lasermeister 100Aの発売に伴い、ニコンは埼玉県熊谷市にある熊谷製作所内に「Lasermeister Technology Center」を開設しました。

土日祝日、年末年始、夏季休業などニコンの休業日を除き、10:00～17:00の時間帯で営業しています。この施設では、金属加工の実演に加えて技術相談を受けています。また、施設は予約制のため、利用を希望する場合は事前に予約が必要です。予約は、アドバンストマニュファクチャリング事業部の次世代プロジェクト本部で受け付けています。

参照元：ニコン公式サイト（https://www.jp.nikon.com/company/news/2019/0410_lasermeister_01.html）

ニコンの加工事例・実績

加工事例・実績の詳細は公式サイトで確認できませんでした。詳しくは直接お問い合わせください。

ニコンのメーカー情報

相談受付時間	記載なし
所在地	東京都品川区西大井1-5-20
取扱い製品一覧	Lasermeisterシリーズ └Lasermeister 100A └Lasermeister 101A └Lasermeister 102A Lasermeister 1000Sシリーズ └Lasermeister 1000S └Lasermeister 1000SE Lasermeister LM300A＋Lasermeister SB100
対応業務	光学機械器具の製造および販売